高血圧は日本では4300万人も罹っている国民病です。にも関わらず、しっかり治療できている人はたったの30%くらいしかいないと言われており今後しっかり治療をしていくべき疾患の1つです。

高血圧を治療する理由は、脳・心臓・腎臓などの臓器の合併症を減らすためです。具体的には、高血圧を放置すると心筋梗塞・脳卒中・透析などになるリスクが高くなります。

血圧

高血圧治療ガイドライン2019では以下のように定義しています。

120/80mmHg以下:正常血圧
120/80mmHg以上~130/80mmHg未満:正常高値血圧
130/80mmHg以上~140/90mmHg未満:高値血圧
140/90mmHg以上:高血圧

高血圧治療ガイドライン2014と比較して、より厳しく血圧を下げていこうという方針になりました。120/80mmHg以上になると、血圧を上げれば上がる程心筋梗塞・脳卒中・透析などになるリスクが高くなることが分かっており、近年血圧を厳格に下げた方が良いという趣旨の研究結果が出たためと考えられています。

年齢・原疾患などで適宜目標の血圧が異なるので主治医と相談して目標を設定します。
ふくだ内科では高血圧ガイドライン2019にのっとりなるべく薬ではなく生活習慣の修正を行ない血圧の管理をしていきたいと考えております。

ふくだ内科では医師・看護師による指導のみならず、管理栄養士による栄養指導を行ない患者様の食事のご相談を適宜受け付けております。

これで改善を認めない場合は、薬による治療を行います。年齢・原疾患などを考慮して患者さんに適した内服薬を決めていきます。

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