禁煙外来

☆水曜日の診療はありません。

禁煙

禁煙外来について】
禁煙したいけれど、なかなかタバコを辞められないという方は、『ニコチン依存症』の可能性があります。国民健康栄養調査によると、喫煙がなかなか辞められないと答えられた方は約9割もいるというデータがありますが、実はニコチンによる依存の強さは麻薬にも引けをとらないと言われております(1)。そのため、本人の意思だけではなかなか辞められない現状があります。
当院では保険診療で禁煙外来を行っております。禁煙をしたいと考えられている方は、当院で医師や看護師と一緒に治療をしてみませんか?禁煙治療についての希望を申し出て頂き、禁煙治療について説明をさせて頂きます。

【喫煙の害について】
タバコの煙には、4,000種類の化学物質が含まれています。その中には、何と200種類以上の有害物質が含まれ、発がん性物質は50種類以上にのぼります。有害物質のなかでもよく知られているのは、ニコチン、タール、一酸化炭素、そのほかにも、ペンキ除去剤に使われるアセトンや、アリの駆除剤に含まれているヒ素、車のバッテリーに使われているカドミウムなど、体に大変有害な物質がタバコの煙に含まれています。(2)このような有害物質が含まれているため、ガンをはじめ冠動脈疾患(脳卒中など)や呼吸器疾患(COPDや喘息など)等、様々な疾患のリスクを上昇させることが知られております。
・タイのCM:(日本語意訳付き)
(Smoking Kid)
💬他のどんな画像や動画よりも、この動画に感動しました。

【禁煙することの3つのメリット】
1.寿命が約10年延びる(3) 
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2.家族の迷惑にならない(受動喫煙を防止)

タバコ代と家計

3.家計が助かる
タバコを1日1箱(400円)吸う人がかかる費用の試算
400円×30日=12,000円/月
12,000円×12ヶ月=240,000円/年
240,000円×20年=480万円 ※20年間(タバコの値上げは考慮せず)吸い続けた場合
このように、20年間で約480万円分がタバコ代に使われることになります。
もしタバコを辞められたら、家族で海外旅行に行くことが出来たり、車を買うことが出来るかもしれません。(禁煙治療にかかる費用は、3割負担の方で約19,000円になりますので、2ヶ月分のタバコの費用よりも安くなります。)

【禁煙治療のお薬等】
現在、禁煙治療には3つのお薬があります。
チャンピックス
ニコチンを含まないこの飲み薬は、少量のドパミンを放出させます。それによって、イライラなどのニコチン切れの離脱症状が軽くなります。また最初の1週間は、タバコを吸ってもよく、8日目から禁煙を開始します。すぐに禁煙するには心の準備が!?という方も1週間の猶予がありますし、薬の効果でタバコを吸っても「おいしい」と感じにくくなり、スムーズに禁煙が出来るようになります。通常、12週間服用し、その間に5回の診察を受けます。このお薬にはニコチンを含んでいないので身体への害が少ない他、錠剤で服薬出来るので簡単で、肌の弱い人でも使えるというメリットがあります。ニコチンパッチよりもチャンピックスの効果が約2倍高いこともあり(4)、通常はチャンピックスを処方いたします。ただし、副作用として吐き気が出ることがあるので、その場合には、お薬の量を減らすか、ニコチンパッチに切り替えて治療を継続することがあります。
・マンガ(第一話:禁煙治療の門をたたく、第二話:お医者さんと一緒に禁煙中)

◆ニコチンパッチ
ニコチンパッチは、ニコチンを含んだ貼り薬です。人に気づかれずに治療することができます。1日1回、上腕やおなか、背中などに貼ります。医師の処方で健康保険等を使えるタイプと、薬局で購入するタイプがあります。
◆ニコレット
ニコチンガムは、ガムに含まれたニコチンを口の粘膜から吸収させます。1回の使用量は必ず1個とし、タバコが吸いたくなったら使用し、徐々に減らしていきます。口さびしさを補うことができます。一般のガムと異なるため、きちんと理解した上で使う必要があります。薬局で購入が出来る他、保険診療では扱えないため、お医者さんと一緒にする禁煙治療には用いられておりません。

参考文献一覧
(1) Royal College of Physicians : "4. Is Nicotine a drug of addiction ? " Nicotine Addiction in Britain.a report of the tobacco advisory group of the Royal College of Physicians. Royal College of Physicians of London : 83, 2000
(2)Mackay. J. et al. : The Tobacco Atlas 2nd ed. American Cancer Society : 34, 2006
(3) Doll, R. et al. : BMJ 328 (7455) : 1519, 2004よりファイザー(株)作図より引用
(4) 平山 陽二:Prog Med30(1):219,2010

禁煙成功

【禁煙治療の流れ】
禁煙治療は5回の診療(約3ヶ月間)で行われます。
◆1回目の診察 (初診日)
医師または看護師に禁煙治療を希望される旨を申し出て下さい。
喫煙の状況や禁煙の意思を確認し、ニコチン依存症かどうかのチェックや禁煙宣言書に記載して頂きます。その後、禁煙治療の流れや呼気一酸化炭素測定(1回目~5回目の診療すべてで行います)などを行います。また、禁煙補助薬についての説明をいたします。

◆2回目の診察(初回診察から2週間後)
禁煙補助薬の効果として、離脱症状(イライラ感)やタバコの味(約9割の方にタバコが美味しいと実感しなくなります)について確認いたします。また、副作用(吐き気の有無やその対処方法)などについて確認をいたします。

◆3回目の診察 (初回診察から1か月後)
これまでの喫煙習慣からなんとなく手持ちぶたさになるようですが、少しずつ禁煙への自信がついてきます。禁煙を継続するためのアドバイスをいたします。

◆4回目の診察(初回診察から2ヶ月後)
喫煙習慣がなくなっていき、禁煙への自信がついてきます。また、禁煙により体調がよくなる(喉などの調子がよくなる)のを実感してきます。また食事が美味しく感じるようになり(タバコによる味覚障害が改善される)、体重が増えることがありますが、医師や看護師が食事や運動など患者さんに合った改善策を一緒に考えます。

◆5回目の診察(初回診察から3ヶ月後)
禁煙治療の最終回になります。 一緒に禁煙治療に携わった医師や看護師と禁煙成功を喜びましょう。禁煙治療はここで終了しますが、これからもずっと禁煙を続けていくためにも、禁煙した理由やタバコの害など、禁煙のポイントをいつまでも覚えておきましょう。禁煙成功者には禁煙成功の賞状をお渡しいたします。

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