COPDとは「タバコを主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患」 と定義されます。
タバコを長期間吸っていて、労作時の息切れ、慢性的に続く咳、痰などの症状が出るようになります。症状が進行すると酸素を吸入せずに生活が送れなくなります。
当院では検査として呼吸機能検査(スパイロメトリー)、胸部レントゲンを行なっております。
近年、アメリカをはじめとして、タバコを一定数・一定期間吸っていた患者に対して、定期的な低被ばくのCT検査を推奨し、肺がんなどの検査を行うように言われています。

治療としては、まず禁煙です。その後治療薬として吸入薬を中心に去痰薬などを使用します。また感染症予防としてワクチン摂取をします。インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンは全例で推奨されます。それでも酸素が保てないときは、呼吸機能を改善させるために呼吸リハビリテーションを行なったり、酸素療法を行うこともあります。
ふくだ内科では、一般的な検査・治療を行なっております。胸部CT、呼吸リハビリテーション、酸素療法などが必要な際は近隣の専門施設に紹介させて頂きます。何かご不明な点があればおっしゃってください。